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Do you believe in the magic of make-believe ?

劇場版 SAO オーディナル・スケール

☆☆☆ 映画

友達と鑑賞してきたが意外と面白かった。後半の展開は論理的には完全に破綻しているように感じたし、いかにもアニメという感じでステレオタイプな──特に女性キャラクタの──表現には辟易とするけれど、そこを除けばテンポも良く作画も迫力があって面白かったと思う。AR の使い方にも夢があって良い(ちなみに最近 HoloLens を使う機会があったけれど、劇中のレベルに達するまではあと 2-3 段のブレイクスルーが必要になりそうに感じた)。

それにしても、やっぱりこの男性目線過ぎるキャラクタの造形の気持ち悪さは、この作品の大きな欠点だと思う。人によってはセクハラと受け取っても仕方ないレベル。作品自体は面白いと思うのに勿体無い。

ちなみに何故か 4DX で鑑賞したのだけど、控えめに言って 4DX って酷い体験だなと思いました。

騎士団長殺し

☆☆☆ 村上春樹 小説

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

僕はそこそこ村上春樹ファンだと思う。若い頃にはさっぱりその面白さは分からなかったけど、大学生の頃に数十冊まとめ読みして、その作品の背後にある「物語」の大きさに惹かれた。賛否両論ある作家ではあるし、いつも同じような小道具を使うのもちょっと食傷気味だったりはするけども、日本人で彼ほど大きな「物語」の枠を描ける作家は少ない。小川洋子ぐらいだと思う。

村上春樹が描く「物語」の大きさは『1Q84』で極致に達したと個人的には思っている。『1Q84』で描かれる世界には、巨大なシステムがあり、意思を以てそれを打ち破ろうとする健全な魂があり、闘争があって愛があった。人と人との、名状しがたい身体性を持った結びつきが、揺るがない大きな「物語」を生み出していた。翻って本作はどうか。

結論から言えば「凡作」であると僕は感じた。このところ挑戦していた三人称の文体は影を潜め、昔ながらの一人称で物語は進む。いつも通り、いつも通り、どこまでも平常運転の村上春樹だった。それが悪いわけではないけれど、『1Q84』からの飛躍を──有り体に言えば彼の記念碑的傑作を期待していた僕には少々残念な出来だった。本作には何か大きなテーマが欠けているように感じる。明確な悪やシステムは出てこず、ひたすらに登場人物の内面との対話が続く。もしかしたら村上春樹は新しいチャレンジを諦めて、これまでの「集大成」を作ろうとしたのかもしれない。少し変化を感じたのはラスト。もしかしたら他者から授けられたのかもしれない、場合によっては理不尽とさえ受け取れるそれを、主人公は「恩寵」と呼ぶ。そのおおらかさ、現実との向き合い方に少しだけこれまでの村上春樹との違いを感じたのだった。

エクス・マキナ

☆☆☆ 映画

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

Amazon プライムビデオで観た。恐らくグーグルだと思われる企業で働く青年が、山奥で暮らす創業者の別荘に赴く。そこでは世界初の人工知能を備えたロボットが研究開発されており、主人公はチューリング・テストを行うことになる──というのがあらすじ。「エクス・マキナ」というタイトルから既にサスペンスの予感がするが、おおよそ想像通り別荘では事件が起きることになる。登場人物はほぼ 4 人しかおらず、舞台は人里離れた山奥の美しい別荘。人間 2 人・AI 2 人というミニマムな舞台設定が、否応無く緊張感を高めてくれる。

映像も美しい。ロボットのデザインもさることながら、別荘とその付近の自然が大変魅力的で目を奪われる。あとで調べたらこれはノルウェー北西部のフィヨルド地域だそうで、なんとホテルとして営業しているそうだ(箱はともかく調度品に関しては映画の方が断然美しいですね)。俄然フィヨルドに行きたくなった。

さて全体としては決して悪くない出来だし楽しく観れたのだが、少しばかり盛り上がりに欠けた気がする。各々の登場人物にもう少し深い関わりが生まれていると、終盤は一層盛り上がっただろう。また、仕事柄か「こんな人工知能はまだ当面は難しいなぁ」と思ってしまい(それ以上に難しいだろうと感じたのはハードウェアだが、そのあたりの設定は多めに見るべきだろう)、今ひとつ乗り切れなかった。

Web 制作者のための UX デザインをはじめる本

ビジネス書 ☆☆ 玉飼真一

Web制作者のためのUXデザインをはじめる本 ユーザビリティ評価からカスタマージャーニーマップまで

Web制作者のためのUXデザインをはじめる本 ユーザビリティ評価からカスタマージャーニーマップまで

  • 作者: 玉飼真一,村上竜介,佐藤哲,太田文明,常盤晋作,株式会社アイ・エム・ジェイ
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2016/11/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Web 制作者向けに UX デザインをどのように始めるかを説いた本。一口に「UX」と言っても、「UX」の概念自体が非常に広く曖昧なため、個々人によって受け止め方が異なる。また、そのような状態であるので、これだけ「UX」が持て囃されている現在においても実はそれを実践出来ている組織は少ない。多くのデザイナーは世間で取り上げられている「UX」と現実の狭間で苦悩していることだろう。そんな中で「UX」の意味するところを定義し、どのように「UX」を実現する組織を作っていくことが出来るのかを具体的に書いているという点で良書だと思う(自分の場合は既にそのようなところにコミットしているデザイナーがいるのでこの点については余りきちんと読んでいない)。

UX デザインとは

「UX 白書」の定義が最も本質的。UX 白書に記された UX の定義には、はっきりと「時間軸」の概念が入り、該当の製品・サービスを使っている時だけでなく、その前後の時間の中にもユーザー体験は拡がっているとされている。

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UX 白書でのポイントは、製品やサービスに触れていない前後の時間や、繰り返し溜まっていく記憶までも含めて UX となったので、より一層製品やサービスはその一要素に過ぎないということがハッキリしたこと。つまり製品やサービスの意思だけで強制的に UX 全体をコントロールするのは難しく、従って製品やサービスは UX に従属せざるを得ない。

構造化シナリオ法

ユーザーの「本質的な欲求」=「ニーズ」をユーザーの「価値」と位置づけ、それを満たすシナリオを 3 段階に分けて考えていくのが構造化シナリオの特徴。

-「価値」のシナリオ:ユーザーの「本質的な欲求」を切り取り、ユーザーの「価値」を導く -「行動」のシナリオ:「価値」のシナリオのシーンを選び、行動のシナリオとして具体化する -「操作」のシナリオ:「行動」のシナリオのタスクを選び、詳細な操作のシナリオを検討する

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「価値」のシナリオを書くためには、新しい製品・サービスを企画する前提で、ユーザーを調査しペルソナを作る。「価値」のシナリオは、そのペルソナの本音や本質的な欲求に注目し、それを実現するための最小限のシナリオのみを記述する。具体的にどんな製品・サービスを利用するかなどのディティールはまだ書かないため、抽象的でシンプルな文章となることが多い。

ユーザー調査

ユーザー調査においては「聴くだけでは本音の部分は殆ど出てこない」ことを認識しておくべき。普通の人は知らず知らずのうちに「その人/相手にとって大事だと思えること・必要だと思えること」を選んでいる。これは殆どの場合は既知であり役に立たないデータである。UX デザインにおけるユーザー調査では「本人ですら大事だと気づいていない本音の部分」をとても大切にする。これを実現するために以下のステップと方法論がある。

  • データ収集:「感情曲線インタビュー」と「弟子入りインタビュー」 ・データ分析:「親和図法」

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カスタマージャーニーマップ

カスタマージャーニーマップの作成は、ユーザー体験を可視化し、ユーザーの行動を俯瞰することで露わになる「製品・サービスの課題」を発見し、新たな企画立案や改善に役立てることが目的。一般的に良く見かけるのは時系列(ステップ)毎にユーザーの「タッチポイント」「行動」「思考」「感情曲線」などを記載したもの。

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2017/01/29

日記

事業計画の策定がひと段落した上に妻が旅行に出かけたので久しぶりにゆっくりした週末。土曜日は部屋の片付けと大掃除に勤しんだ。妻が散らかした大量の荷物をまとめて家具を組み立てて収納。夕方から最近通っているヘッドスパに行き、夜はのんびり。今日はこの記事を見て気になっていた Dr. ストレッチに初挑戦。

会社の目標設定もあったのであれこれ考えた結果、当面の目標を考えた。今年学ぶものは何にしようかなと思っていたのだけど、結論としてやはり「自然言語処理」「機械学習」あたりにしようと思う。これは「今後の(自分の)ビジネスには <既存のデータ> から <価値のある新しいデータ> を生み出すことが必要なはず」と考えたため。自分はアプリケーションエンジニアなので、アプリやインフラについては問題ないが、機械学習のような高度なアルゴリズムにはさっぱり勘所がなく、このままではビジネスチャンスを逃してしまいそうだと考えた。ただ、数学もさっぱりだし、何を勉強すれば良いかも分かっていないので、しばらく調べながら勉強してみようと思う。

運動の方はランニングはさっぱり出来そうにないので、前述の Dr. ストレッチに加えて通勤時の行き帰りに 20-30 分ほど歩くことにした。毎日 1 時間歩くようになれば多少は変わってくるだろうという淡い期待。明日から頑張ります。

2016/01/18

日記

一度書く習慣が無くなると一気に書かなくなるな。気をつけないと。

この一週間ほどは今期の計画を考えることに注力している。まずチーム体制については課題をアクションに落とせたと思うので良かったと思うのだが、計画は今ひとつ定まらない。いくつか案はあるのだけど、どれが当たるのかは正直良く分からないし、ここは佐藤オオキを見習って「もっとも長所が大きく方向性が違うもの」をやろうかなと自分の腹のなかでは思っている。

今日は少し嬉しいことがあった。自分以外のリーダー陣となる人を育てたいという思いから、次のリーダー候補として目星をつけている二人を選び、やや背伸びをしたアサインをしてみたのだが、何だか少し動き出した気がしている。一人は自分で考えて動き始めてくれて、自分がほぼ何もしなくても施策の方向性が決まった。もう一人はまだ今ひとつ自発的なアクションが見られないのがやや心配。自分は割と MTG でアイディアを出して話すことが出来るようになってきて、なんだかんだ滑り出しは上々に感じている。スピード感はもっと上げたい。

2016/01/10

日記

この日記コーナーを続けるか悩んでいる。毎日書いても結局大して意味のあることは書けないし、改めて一日を振り返る契機になるという意味では良いけどその場の思いつきを書き連ねているだけでネクストアクションに落ちる気がしていない。Mac のメモアプリを使って日次のメモを書き流しつつ、週次で振り返りをする程度でも良い気がしてきた。

今期の戦略を考えているんだけどコンサルの人ってやっぱり凄い人は凄いなぁ。「次にどこを攻めるべきか」「今期何をやるべきか」を考えるとき、僕の場合はどうしても「Now」足元から見てしまって結局戦略に幅が出てこなかったりするんだけど、コンサルの人はトップダウンでロジックツリーを作って「ロジカルにはこういう要因に分解されるからどちらが費用対効果が高いかを見極めてここを攻めるべき」みたいな話をするので凄い腹に落ちやすい。