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Do you believe in the magic of make-believe ?

0 秒リーダーシップ

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0秒リーダーシップ

たまたま目に留まったので読んでみた。

前半、特に「第 1 章:だれでもリーダーシップ」がこの本の要諦ではないかと感じた。リーダーシップとは肩書きではなく、リスクをとって一歩踏み出すことであり、チームリーダーに固有の能力ではなくメンバー全員が持つべき能力である――というのが要旨で、メンバーがそれぞれの立場でリーダーシップを発揮することで組織が強くなると説いている。ではこのリーダーシップとは何かと言うと、即ち「影響力の行使」である。リスクをとって一歩踏み出すことで、現状にプラスアルファの変化をもたらすのがリーダーシップである。それは例えば議論がうまく進まないときに話の流れを変えるような提案をすることであったり、上司に言われたことをそのままやるだけでなく、自分の意思でそこに何かをプラスすることであったりする。今の時代は黙っていること、即ちリスクを恐れて動かないことの方がよほどリスクが高い。自分から手を挙げてどんどん動く働き方をしていないと成長する機会が失われ、結果として働く場所も失ってしまう。あらゆる場面でリーダーシップを発揮することがより良い将来につながる。

リーダーシップの 3 つの要素

  • 優しさ:相手のためを思って親切にする
  • 厳しさ:仕事において甘えを許さずリスクをとって建設的なフィードバックを行う
  • 茶目っ気:相手の心を解きほぐしクリエイティビティを引き出す

締め切りのプレッシャーが底力を引き出す

際限なく時間があると、情報収集にばかり気を取られて肝心の考える作業が疎かになってしまうので、むしろ時間は短い方が良い。制限時間内に成果を出さなければと言う切迫感や緊張感が頭の回転を速め、短時間でより良いアイディアを生み出す力になる。

相手の反応を手掛かりにゴールを探す

例えばウェブサイトを作るとき、よくありがちなのはコンセプトをしっかり考えてから「さぁユーザーインターフェースを考えましょう」という順番だが、それだとゴールイメージを共有できていないのでかえって時間がかかる。先にインターフェースの話をしていれば、そこから大きくブレることなくゴールまで辿り着ける。ユーザーからすれば、そのサービスの価値はインターフェースの使い勝手の良さと、そこにある情報が役に立つかどうかが全てであり、どんなコンセプトで設計されているかには興味がない。つまりインターフェースから設計するというのはユーザーの視点に立って物事を考えるということでもある

人に聞くときは選択肢をぶつけてみる

顧客に何かを提案するときはオプションプランを幾つか用意しておき、まず相手の反応を試す。一番反応の良かった案を元にプランを磨き込む。

タフなメンタルを手に入れる

打たれ強さを克服して強いメンタルを手に入れるには、自分なりの軸を持つことが重要。自分はこういう人間で、このチームではこういう役割を求められていて、今の目標はこれで、それに対して自分はこういう貢献が出来るはずで――という風に自分のアイデンティティがはっきりしていれば、多少の意見の対立で自分の立ち位置は揺るがない。

リーダーは現代の語り部

例えばデータを分析し、どれだけ見栄えの良いグラフを作っても、そこにストーリーテリングがなければ意味がない。データを分析した結果、こういう仮説が出てきたので、それを試すためにサンプル調査をしたら仮説の正しさが証明された。そこで次はこうしてはどうか――という風に筋道のあるストーリーに落とし込むことで、初めて相手を動かすことが出来る